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「お見合」
実は今日、ここAVANTIでは、お見合の席が設けられることになっている。お見合をするのはAVANTIの常連の一人・堀内さん。そして仲介人(仕掛人と呼んだ方が正しいか?)は、これまたAVANTIの常連で、堀内さんの友人でもある西田さん。当然こんな面白い見せ物を、意地の悪いAVANTIの常連たちが見逃すはずもなく、店の奥の方では「うまくいく・いかない」でトトカルチョも始まっているようである。お店はいろんな期待で包まれているが、さてこのお見合がうまくいくものかどうか、ちょっと聞き耳を立ててみよう。
300回のお見合を重ねた後、「お見合の法則」という本を書いた。お見合には数学的な法則がある。最初に30人に合うと決めたら、最初から11人目までは選ばないこと。その中の一番いい人を基準にして、そのあと基準よりいい人が現れたら決める。これが数学的に一番いい人を見つけられる確率が高いやり方。断る場合にも礼儀があって、最低1日はおいてから返事を出す。そして断りの言葉は否定的な言葉を使わないこと。例えば「人生観が違うので」とか。客観的に考えると変な理由なのだが。
堀内豊さん(38歳、もちろん独身)のお見合が、AVANTIで行われることになった。仲介人はおなじみ西田善太さん。相手は杉尾雅美さん(25歳)という広告代理店に勤める女性で、趣味はエアロビクスと旅行とのこと。一回り以上年齢の違う女性、しかも共通する趣味もなさそうということで、緊張気味の堀内さん。「最近寒くなってきて、一年ももう終わりという感じですね。」と、お見合の席で何故か時候の挨拶から入る。果たして、このお見合はうまく行くのだろうか…
お約束の「後は若いお二人で…」といわれた後は、その若い二人の方が席を移す。私の場合は銀座あたりをブラブラしてから、喫茶店に入って話をすることが多い。いつも費用は全部自分が払ってしまうのだが、名古屋では「断った方が払う」という習慣があるらしい。最初の待ち合わせ場所はホテルが一般的。日曜日の午後に京王プラザのデュエットで待ち合わせると、周りはほとんどお見合のカップルで埋まっている。これは考えもので、男性は気が楽なのだが、女性は「向こうの男性の方がいい…」なんて目移りしてしてしまうらしい。
緊張も少し解れてきたのか、仕事の話からなんとなく会話がスムーズに進み出したかのように見える。しかしそれは、堀内さんが一方的に話し続けているだけで、一通り堀内さんが話をしてしまうと、そこには気まずい沈黙が流れてしまうのだった。「お見合って何を話したらいいんでしょうね。いやぁ、こういうのは初めてだから、困っちゃうなぁ」なんてセリフも出てしまった。堀内さんピンチ!
年齢の割には落ちついた人というのか、一回り以上年齢の差があるのに、向こうの方が大人という感じだった。お見合としては、何を話したらいいか分からなくなってしまったのが失敗だった。タイプの人だったのだが、また合ってくれるだろうか。
誠実でおとなしい人という印象だった。初対面ということで緊張していたのかも。自分の考えをちゃんと持っている人ではあるが、自分のタイプは「リードしてくれる人」。今回は緊張していたようなので、今度会うときは集団デートという形でリラックスした堀内さんを見てみたい。
また会ってくれるとの言質は取ったから、一応成功と言えるだろう。今度会うときは強気で押せ!
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