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「ワイン」
ワインは作られた年によって「あたり」と「はずれ」の区別があるが、一般に「はずれ」の年のワインは比較的早く飲み頃になるのに対して、「あたり」の年のワインは熟成に時間がかかり、飲み頃になるのに非常に時間がかかるといわれる。「あたり」の年のワインを待つ時間がワイン好きにとっての苦痛でもあり喜びでもあるのだが、実は今年は1990年以来の「あたり」の年といわれている。 1990年のワインが飲み頃になるのがちょうど2000年頃といわれているから、今年収穫されたブドウから作られたワインが飲み頃になるのが2007年頃だろう。その時をゆっくり待つ間は、隣の席の素敵なワインの話に耳を傾けるとしよう。
フランスではよく30歳を過ぎてから一人前といわれるけど、あれはワインから来ているのではないか。あるときボルドーに行った時には、シャトーオーブリオンという30年位たたないと飲んではいけないワインがあって、それがまだ15年くらいしかたっていなかったため「初潮前の女の子だね」と例えたりしていた。よくレストランで「フルーティーなワインを」と注文する人がいるけど、食事の時にブドウジュースみたいな物はあわないと思う。だから私はどっしりしたコクのあるワインが好き。
ソムリエがワインリストを見せるのは、そこからワインを選んでもらうためというよりも、値段の参考にしてもらうため。ソムリエの役割は、お客様に快適な時間を過ごしてもらうことだから、お客様に恥をかかせるようなことをしてはいけない。だからお客様は、大体の感じを伝えて後はソムリエにおまかせするのがいいと思う。値段が心配ならば、予約の時にあらかじめ予算を伝えておけば、その範囲で選んでくれる。
フランスでは、バンドペイセパージュというその土地の地酒的なワインがあるのだが、それが最近すごくパフォーマンスがいい。またボルドーにはグラン・クリュ(特級)の下に「クリュ・ブルジョア」というクラスがあるのだが、これは比較的手頃な値段である上に、ブルジョアという響きがいいから、注文の時にも連れの女性にカネをけちっているようには聞こえないので、オススメ。
ローマにホールスタッフとして留学していたとき、ローマの人は肉料理にもほとんどしろワインを合わせていた。ローマで赤ワインを飲んでいると、オノボリさんと思われる。また、イタリア人はすごく気の利いたサービスをする。イタリアの女性はすごくプライドが高く、自分が注目されないと満足しない。だからレストランで女性が帰るときには、ホールスタッフ全員がその女性に注目するようにしつけられている。
ワインはどんな料理にも合わせることができる。例えば自分はカツオのたたきやサンマにも赤ワインを合わせて飲んでいる。個人的に赤ワインがが好きなせいもあるけど。ごぼうに赤ワインなんてのも最高。きんぴらごぼうは赤ワインのために作られたんじゃないかと思うくらい良くあう。中華料理なんかにもワインは良くマッチして、例えば餃子にはロゼが良く合う。その中でも特にプロヴァンスのものが相性がよい。
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