SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1997年8月2日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「日本の夏」



 日本の夏とくれば祭りに浴衣、蚊取線香、怪談、それに絶対に欠かせないのが花火。
 今日(8/2)行われる花火大会は江戸川、松戸、板橋。さらに8/4逗子、8/5三浦海岸、8/7調布、8/10鎌倉、8/9東京湾、8/16神宮外苑などなど、毎日のように花火大会は開かれているので、一度は浴衣を着て見に行かれてはいかがだろう。
 さて今日は、そんな日本の夏を彩る物に詳しい人たちの話に耳を傾けてみよう。





  • 立川志の輔さん(落語家)の

    「浴衣」の話

     浴衣を着るのは、見ている人を涼しくさせるためのもので、実際きている人は暑い。でも最近はみている方も暑くなっちゃうような着方をする人が多い。浴衣の下にTシャツを着たり、男の人だと足元が革靴だったり、帯がお腹の上の方で「バカボン」状態になってる人もいる。あれだけは何とかして欲しい。やっぱり帯は腰骨のちょっと上あたりで結ぶのがかっこいい。浴衣は日本人の欠点を隠す素晴らしいモノで、実は太っている方が似合う。やせていると帯がずり上がって「バカボン」になってしまう。



  • 上木健二さん(大日本除虫菊東京支社顧問)の

    「蚊取線香」の話

     蚊取線香ができたのは明治20年ぐらいで、それまでは蚊帳をつるとか、草花を燃やして煙を立てて虫を追い払うようなやり方しかしかなかった。会社名になっている除虫菊というのは、たかさ60〜70cmの白い菊の花で、ユーゴスラビアが原産だといわれている。ミカン畑を持っていた創業者がアメリカジンから除虫菊の種をもらって育ててみたら、コレは商売になるんじゃないかと思って栽培を始めた。除虫効果があることは知っていたけど、あの形になったのは、偶然出会った線香屋にアドバイスされて線香の形にしたのが始まり。



  • 立川志の輔さん(落語家)の

    「怪談」の話

     昔は「四つ頃に出るのは前座のお化けなり」という言葉があった。というのは、四つ頃(午後10時)に怪談をしていると、前座さんが白い布をかぶって客席の後ろを横切ったりしてムードを盛り上げていたから。化けて出た後の怖さは映画にはかなわないけど、なぜ化けたのかという怖さなら落後の怪談も負けてない。次々に人が殺されていく話でも、殺されていくところはほとんど描写せずに、その呪う怨念を描写するのが落後の怪談。



  • 武藤康彦さん(日本煙火芸術協会)の

    「花火」の話

     いくら日本の花火が優れているからって、100回も同じ花火を揚げていたんじゃ飽きられてしまうっていうんで、最近ではまた色々と改良を重ねている。1つはカタモノと呼ばれるモノ。例えば魚や蝶やトンボの形をした花火のことをそう呼ぶ。ただカタモノにも問題があって、見る角度によってはタイに見えたりサンマに見えたりメダカに見えたりしてしまうこと。もう1つの工夫は色。昔は出なかったピンクとか紫を最近は多用している。



  • 高林忠義さん(麻布十番祭り実行委員)の

    「麻布商店街」の話

     麻布十番祭りは、ちょうどお盆が終わった後の次の週末に行われる。毎年雪を持ってきて「雪祭り」を行ったり、その他にも色々な出店がでて面白い。祭りの場所が六本木から近いということもあって、芸能人とか業界関係者が多いというところが特徴。また、商店街がそれぞれのお店で出している物を出店しているのも下町情緒溢れていて良い。AVANTIも出店してるし。






    今週の放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    9'17" Lazy Crazy Days of Summer Blossom Dearie DIW 32 DIW 311CD
    20'28" Night Bird Chris Connor MMG AMCY-45020
    29'37" Summer Time Lambert Hendricks & Ross Columbia CK 45020
    38'08" Night of My Night Marilyn Maye RCA BVCJ-2027
    47'19" So Nice (Summer Samba) Astrud Gilberto verve 823 451-2

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