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「ベスト・トーク」
土曜日の夕方、つい足が向いてしまう所がある。そこは、顔見知りの常連客ばかりがくつろぐ、とっておきのバー・AVANTI。 常連客の中には有名人もいるし普通の会社員もいる。しかし全員に共通しているのは、皆、人生を大いに楽しんでいるということだ。 スポーツに打ち込む人、音楽にすべてを捧げた人、学問を究めた人、都会の遊びに命を懸けている人。そのジャンルは様々だが、情熱だけは誰にも負けないという自負をみんな持っている。 そんな人たちが交わす宝石のような会話が、今日もAVANTI中に溢れている。さあ、扉を開けて、東京一の日常会話に耳を傾けるとしよう。
スポニチの取材でアトランタオリンピックに行った。オリンピックではどこに行くにもIDカードが必要なのだが、自分のカードは観客と同じレベルの所でしか見れないものだった。ところがそのお陰で、他のカメラマンとは違った視点の写真が撮れた。マラソンの有森選手がゴールインしたあとの泣き顔を撮れたのは自分だけだったのだが、それはたまたま隣に有森選手の監督が座っていたおかげ。
これほど売り上げを求められるようになったのは、ロックが市民権を得てビジネスになったいうことで決して悪いことではない。それは本来、通俗音楽の宿業ともいうべきものでしかたがないのことだ。元々ロックのような大衆音楽は、泡のようにポッと生まれて消費されていくものだったのに、60年代に一瞬その通俗性を超えてしまった。我々はいまだにその呪縛にとらわれているが、あの時代が異常だったのであって今の状況が普通といえる。
自分がルアーを流行らせたかのようにいわれているが、僕は走っている馬に乗ってしまったようなもので、直接のきっかけは木村拓哉に誘われたことだった。この年からはじめて良かったと思ったのは、今までのコネでその道のトップの人と知り合えること。トッププロはどうすれば釣れるのか、そして釣れなかったときもどうして釣れなかったのかを理論的に説明してくれる。だからゲームとして成り立つし、トーナメントもできるのだろう。
あの「江夏の21球」の時、ブルペンに他の投手を行かせたのを見て一瞬江夏の顔が変わった。あのとき江夏はすでに3イニングス目、シーズン中も投げたことがないイニング数だったので古葉監督が次を用意したのは正しかった。しかし「俺の後に投げるピッチャーがいるか」という江夏のプライドも正しかった。どちらも正しかったのだがその場は勝つために、「この場を押さえられるのはお前しかいない」とマウンドに行って江夏をなだめた。
音楽にはいろんなジャンルがあるということだけは昔から知っていた。カントリーウエスタンもあればジャズもあればモダンジャズもある。クラシックにもローマン派とバロック派があったり、南米に行けばボサノバがあってタヒチの音楽のリズムと似ていたり。そういうことを映画の中で紹介していった。でも実際に映画の中で使われた曲は、そこにいく前に飛行機の中で想像しながら作った曲がほとんど。
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