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「ヨット」
ヨットで何週間かクルージングしながらあちこちに行くのは、どこかに家族旅行するよりも経済効率もいいし、その土地の人ともふれあえるし、地元の美味しいモノも食べれるし、といい事が多い。ヨットというのは天候とか無線とか科学的なモノが多く含まれているモノだから常に勉強しなくてはならなくて、それが一つ一つ自分のモノになっていく達成感がある。
チャイナ・シーレースといって香港とマニラをベースにした外洋レースで優勝したことがある。香港ベースで3レースした後、香港からマニラまで行く「渡りのレース」がある。香港からマニラまで、無風地帯にぶつかると2日間くらいは全く動かない。あんまり暇で水面に見える熱帯魚に名前付けてたり、バケツで遊んでたりした。
僕らのやってるのは、ディンギーというキャビンもないようなモノ。はじめに必ず「もやい結び」という縄の結び方を習う。あと覚えなくてはいけないのは、ブームパンチ。ブームというのはセールの下にある鉄の棒なんだけど、それが風によって凄く動いてそれに頭を打つと大ケガをする。
ブラジルは海岸線が長いのでずっとビーチがつづく。その中の二大ポイントがリオとバイヤで、リゾート的なのがリオのほう。バイヤの方は土着的で、荒らされていないよさがある。お金を盗まれて、そのあとバイヤのビーチに行ったら、イヤなコトなんて忘れてしまう心地よさがそこにはあった。
学生がディンギーに乗る場合、スキッパーは上級生、クルーは下級生と決まっている。ひどいスキッパーと組んだりすると、大変な目に遭うことに。セールの扱い方や、バランスの取り方なんかを勉強するまでは、クルーはただの錘。できるだけ身を乗り出した方がいいから、戻らないように先輩に押さえられたりもするけど、本当は重要な役割なんです。
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