SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1996年1月6日の放送内容

過去の放送内容リスト


「鍋」



  • いとうせいこうさん(作家)の

    「すき焼き」の話

     私が思うには、本当のすき焼きとは砂糖と醤油で焼くものであって、関東で見られるようなあの「すき焼き」と呼ばれている鍋は、ただの牛鍋。すき焼き屋の仲居さんというのは料理人でもないのに、味付けの全権を握っているところが面白い。どの人に当たるかは、まるでロシアンルーレット。



  • 神足裕司さん(コラムニスト)の

    「全国の鍋」の話

     普通「ちゃんこ」というと、なんでもかんでもごちゃ混ぜ、という感じだけど、両国の「玉勝」というお店は食べ頃重視で、鳥の出しに具を入れて一煮立ちしたらすぐたべる。秋田にきりたんぽ鍋というのがあるけど、あの鍋の主役は「だし」。山形では同じだしで芋煮を作る。



  • 中村宏治さん(水中カメラマン)の

    「日本の海中事情」の話

     最近日本の海が面白い。北に行くほど未知の部分が増えていく感じ。一般のダイバーにも写真派が増えてきている。アオリイカの出産というのは、以前は貴重なものだったんだけど、今や見たこと無い人は肩身が狭い思いをするくらいの常識となっている。



  • 佐藤秀明さん(冒険家)の

    「アラスカで死にかけた」話

     以前にコブク川という川をカヌーで下っていたとき、どうしてもカヌーでは越えられないところがあって、かついで歩くことになった。でも途中で面倒くさくなって「行っちゃえ」と激流をカヌーで下ることにした。そしたら、滝壷にたたき込まれてしまい、もうダメだ、と思ったが何とか助かった。全身血だらけだったけど。



  • 陳建一さん(四川飯店)の

    「他のお店」の話

     基本的に自分は料理好きだから、暇さえあればいろいろなお店を見てまわっている。「アルポルト」なんかは好きですね。今度、うちの奥さんがアルポルトの料理教室に行くので、味を盗んでこい、といってある。料理界というのは上下関係の厳しいところなんだけど、やっぱり若くても才能のある人には敬意を払うべき、とわたしは思っています。




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